●干支は樹木の幹(干)と枝(支)を表し、以下の様になる
甲(木・陽)=種がまだ固い殻に覆われている状態
乙(木・陰)=固い殻を突き破る状態を表す
丙(火・陽)=成長が著しい様、成長の度合いが顕著な状態
丁(火・陰)=和漢暦原考では「勢い盛んな状態」としているが
五行大義では「一呼吸・一休みする状態」としている
戊(土・陽)=花が咲き乱れ、樹木の生長がピークを迎えた状態
己(土・陰)=枝葉の細部まで曲がりくねりながら形を整え成長を完成させる状態を意味する
庚(金・陽)=満開に咲き乱れた花が散り、樹木に固い実が実った状態
辛(金・陰)=実をつけた状態から次の段階へと至る段階
壬(水・陽)=新たな種子が固い殻の中に次へと繋ぐ命を育んでいる状態
癸(水・陰)=種子がいつ芽を噴出すべきかを見定め、
そのための準備を淡々と整えている状態
●地支は樹木の枝や根を意味し、支は「支えるもの」「分かれたもの」を意味する
地の気を表し「陰を」意味する
子=草木の種子が土中の水分を吸収し潤う
丑=草木が土から芽を出す
寅=寒土の中の植物が暖かい太陽の光によりすくすくと育つ状態
卯=朝日が東の空から昇り万物を益々茂らせる
辰=万物が目を覚まし起きる時季
巳=万物が成熟期に到る
午=陰陽の分岐点であり、陽が終わり陰に移り変わろうとする時季
未=草木の果実が成熟していく過程において、滋味をつけていく段階
申=果実が成熟した状態
酉=果実が熟成し発酵していく
戌=草木の生気が絶滅する様子
亥=草木の種子が土中に蔵され春を待つ段階