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陰陽道史と現在に陰陽師を名乗る者たちは?


陰陽師の仕事は

天災などの占いや風水
陰陽五行説に基づいた暦の作成
天体観測や気象観測
水時計を用いた時刻の観測

陰陽五行に則った穢れ祓い
(のちの民間行事としてのこる)

が主な仕事になります


道教や仏教が取り入れられたのは
役小角の子孫が加茂家にあたることと
当時の時代背景に最先端の陰陽道が
いろいろな宗教の技術を取り入れることにより
時代のニーズや支配者に取り入って発展してきたものといえる
(陰陽五行説そのものが密教や道教などに取り入れられていた)

また、陰陽道が国の組織に組み込まれる事により
科学が発展していなかった当時に謎の疫病や天変地異など
人々の不安な心を占いや天体観測で権力者に忠告することにより
(神道はその性質状、穢れなどに関わらず陰陽道や仏教系にまかされていた)
物忌み祓い、方違いをしながら脈々と続いてきたと言える

陰陽師が行なっていた祓いなどはすべて陰陽五行に則ったものであり
(中国から伝来した戦術や道教系の霊符もあるが)
西洋魔術のような呪術的なものではない
小説(陰陽道関係の)に登場する呪詛は実在しないと言ってよい
呪詛は当時の科学で理解できなかった疫病や天災奇怪な出来事が
原因だと思われる、あとは数世紀の間に作られたフィクションである

陰陽道はそののち豊臣秀吉の時代より衰退し始め
グレゴリオ暦の導入により陰陽道禁止令とともに陰陽道は廃止され
それと同時に陰陽師も居なくなったと言えるでしょう

のちに陰陽道は天社土御門神道として復活しました
先祖代々陰陽道に関わってきた者たちの末裔が
土御門神道が与える「許状」と吉田神道が出す「神道裁許状」を持って
神道への道へと進んでいきます


この土御門神道からの「許状」と「神道裁許状」を所持していない
自称「陰陽師」がどのような理由で「陰陽師」と名乗り
どのような「仕事」をしているのか気になるところですが。。。

僕からの見解を言わせていただければ、現代に陰陽師を名乗る方は
たんなる「占い師」か「拝みや」でしかないように思われます

たしかに平安時代から隠れ陰陽師や法師陰陽師が出現しはじめています

江戸時代、綱吉の朱印状を持って土御門家が陰陽道を統括していましたが
しかし、自称陰陽師と称し占いを行なうものが多く居ました
(当時、陰陽師の仕事は占いに絞り込まれていた)
江戸時代に幕府の天文方が新暦を完成させようとしていたため
土御門家が(宗教としても)その存続をかけ
(当時すでに暦の正確性は土御門家は落ちていた)
全国津々浦々へと占いを行なう神職、僧侶、修験者、有料で占うものへの免許を交付するが
その時、言い争いになり土御門家が起訴を申し立てるも
「無償の場合は許可が無くてもよい」などの理由により免れた者も多く居ました

そう考えると民間陰陽師として代々受け継がれてきた方も居るかもしれません

しかし、だからと言って何でもかんでも
誰でも陰陽師と言っている方を信じるわけにはいかず
また、認めていれば何が真実かを見落とすことになります
(と言うより、個人的な思想から陰陽師は居なくなったとしたい)

一時期、陰陽師の末裔と言われていた「いざなぎ流」の方々も
「自分らは陰陽師ではなく神道である」と言っているのですから。。。


あくまでも僕の考えは
「民間陰陽師として受け継がれてきた方も居るかもしれないが
真実を見極める為に、あえて陰陽師は居ない(もし名乗る方が居たとしても
それは陰陽師ではなく「占い師」や「拝みや(霊媒師)」の枠であり
陰陽師は歴史背景から居なくなった)とし
陰陽道その伝統は日本の伝統に溶け込んだものとする」




ここで、僕が20年程前に陰陽道に興味を持ち始めた時に手に取った本を紹介


一時期、陰陽道ブームや安倍晴明ブームに乗って
いろいろな本が巷に溢れかえった時期がありますが
ほとんどの本が村山氏の本から引用されたものです

「日本陰陽道史総説」「日本陰陽道史話」「陰陽道叢書」[陰陽道基礎史料集成」
この4冊は村山氏の最高にして現代の陰陽道研究書の代表作といえます
書店に置いてある怪しげな本を買うよりこちらをオススメ

※「陰陽道叢書」[陰陽道基礎史料集成」 の二冊は絶版となっていて
 とても手に入りにくくなっています
| 陰陽道考察 | 13:04 | comments(0) | - | pookmark |
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