身体に流れる陰陽の気と交感神経・副交感神経
| 中医学 | 22:04 | comments(0) | - | pookmark |
中医学による五臓六腑の働きと症状


 ー 七情と症状 ー

感情の変動や精神的な疲労が多すぎたり不足すると様々な症状として現れる

 ・ 喜 = 喜びが過ぎると気がゆるみ心身を消耗させる
 ・ 怒 = 強い怒り、長期にわたる怒りは気が上昇し肝(他の臓器)を傷つける
 ・ 憂 = 憂の状態が過度に続くと脾を傷つける

  ※ 現代医学と同じく自律神経の乱れによる症状と共通する

 ・ 悲 = 気を消耗させる、肺の機能低下により悲が起こることもある
 ・ 恐 = 心の緊張、免疫力低下、気が下降し気や血の乱れを生じる
 ・ 驚 = 強い驚きや驚きが続くと精神的なストレスが大きくなり感情は不安定になる



気・血・津液と五臓六腑の乱れや機能低下は過度の感情の変化(内因)以外にも
暴飲暴食、働きすぎ、運動不足、過度の性行為などの不摂生と
不慮の事故、災害、遺伝など(不内外因)
による症状
季節の変化や自然現象(外因)の三つに分類される

また、自然界には「 風 」「 寒 」「 暑 」「 湿 」「 燥 」「 火 」という

六つの気象変化 ( 六気 ) があり、これらが異常気象になると

身体の抵抗力が低下し、邪気が体内に侵入することで疾病を起こす


  【 中医学から見た風邪の症状 】
  http://hitosi-cenote.jugem.jp/?eid=1532575





虚証 体力(患部)が弱い為に起こる症状
   回復するまでに時間がかかり、慢性化しやすい

   気虚・陽虚・血虚・陰虚など大きく分けて4つに分けられる


   気虚、気の作用が低下して疲れやすい・食欲不振・息切れなど

   陽虚、体を温める陽気が不足している症状
      気虚の症状に冷えの症状が加わる

   血虚、血の作用が低下している症状
      肌のつやがない、かすみ目、動悸、月経の異常など

   陰虚、血だけでなく、津液や精の働きが低下している症状
      血虚の症状のほか、肌の乾燥やほてり、のぼせなどの症状



実証 体力は衰えていないけれども、病邪の勢いが強いために起こる
   症状が急激に現れて激しい特徴がある

   かぜの場合、高熱、激しい咳、嘔吐、下痢が続くなど
   病邪との闘争で生気(体力)が衰えなければ
   病状は一過性で、回復は早い




 − 五臓の働きと機能低下の症状 − 

肝の働き = 精神を安定させる、解毒作用、血の貯蔵、全身に栄養を送る
       疾病 : 神経過敏、じんましん、黄疸、月経異常などの症状

心の働き = 意識を司る、覚醒、睡眠のリズム、体温調整
       疾病 : 焦燥感、興奮、不眠や眠りの浅さ、動悸、息切れなどの症状

脾の働き = 消化吸収、筋肉の形成と維持、血の循環を滑らかにする
       疾病 : 食欲の低下、消化不良、胃もたれ、下痢などの症状
 

肺の働き = 呼吸により全身の気の流れを統括、血・水を作る、皮膚の防衛能力を保つ
       疾病 : 咳、鼻水、呼吸困難、発汗異常

腎の働き = 成長・生殖の役目を果たす、骨を作る、思考力・集中力の維持
       疾病 : 性欲の低下や不妊、健忘、耳鳴りなどの症状



 ー 六腑の働きと機能の低下 ー

 胆の働き  = 胆汁をためる、生命の行動力を司る
       疾病 : 決断力、行動力の低下

小腸の働き = 胃で消化されたものを栄養とカスに分ける
        栄養は脾に、カスのうち液体を膀胱に、固形物は大腸に送る
        疾病 : 下痢、血便、胃づまりなど

 胃の働き = 飲食物を消化する
        疾病 : 空腹感があるが食欲がない、食欲はあるが消化が悪い
          胃の機能の低下は他の臓器の働きに影響を及ぼし疾病を招く

大腸の働き = 大腸から固形のカスを受け体外に排出する
        疾病 : 便秘、下痢など

膀胱の働き = 小腸から液状のカスを受け体外へ排出する
        疾病 : 排尿の異常や発汗の異常など

三焦の働き = 上焦、中焦、下焦の三つからなる
        ( 津液の循環経路であり体内に津液を巡らせる )
         疾病 : 肌荒れ、発汗異常、消化不良、夜尿症など



 ー 気・血・津液の症状 ー

 ■ 気の流れに乱れが生じると病気や不快な症状を起こす
   現代医学でいう自律神経系や内分泌系の症状にあたる
   人の心の働き、身体の構造と機能など気によって支えられている

気逆 = 気が上流して上昇してしまう症状
    ※ のぼせの症状、不眠、腹部の苦悶感や膨満感、げっぷ、イライラ、過呼吸

気滞 = 気が上昇し停滞した状態
    ※ 倦怠感、食欲不振、喉が詰まる感覚、胸が詰まる感覚、重苦しいなどの症状

気虚 = 気の力が減退したり量が不足した状態
    ※ 疲れやすい、気力がない、めまい、風邪をひきやすいなどの症状


 ■ 血は気の一部が液化したもの
   単に血液であるだけではなく血の働きも意味する

瘀血 = 血の流れが停滞している状態
    ※ 口渇、下腹部痛、肌荒れ、黒ずみ、手のひらの赤み、月経異常の症状

血虚 = 血が不足している状態
    ※ 顔色が悪い、皮膚の乾燥、目のかすみ、手足の痺れ、腹直筋のこわばり


 ■ 津液も気の一部が液化したものであり透明な液体をさす
   津液は血から分かれたもの

水滞 = 津液が停滞し偏在している状態をいう(「水毒」とも言う)
    ※ 全身のむくみ、水太り

関節液が滞ることによる症状 =
   ※ 関節痛、頻尿や尿量の減少などの排尿異常、唾液過多、発汗過多 
     動悸、咳、痰、痙攣、手足の冷え、水様下痢




| 中医学 | 12:20 | - | trackbacks(0) | pookmark |
中医学による五臓六腑の働きと症状
 

 ー 脾 ・ 胃 ー

  胃は飲食物を消化し小腸へと送る、この過程で 「 水穀の精微 」 に変化させる

  脾は消化によって作られた水穀の精微を全身に送る働きをする

  脾は胃をはじめとする消化器の働きをコントロールしている

  脾は水穀の精微から水分を吸収し津液を作り全身に送る


 ■ 脾の機能低下

味覚が鈍くなる
口の中が甘くなったり苦く感じる
唇の赤みの薄れや光沢がなくなる

津液を運ぶ働きが衰えると、津液が停滞する
 ※ 痰、むくみなどの症状として現れる

脾の機能の低下は胃の働きに影響を及ぼす
 ※ 腹痛、膨満感、口臭、吐き気、食欲低下など

食べ過ぎや胃が十分に消化できないなど
胃の機能の低下は脾の働きにも影響する
 ※ 腹痛、吐き気など

慢性的な胃の機能の低下は脾の働きも悪くする
 ※ 全身がだるい、食欲低下




 ー 肺 ・ 大腸 ー

  肺の働きで規則正しい呼吸が保たれる

  肺に取り入れられた空気は気の原料となる

  肺が正常に働くことによって気の生成が促進される
   規則正しい呼吸により気の運搬をコントロールする
   気が全身にいきわたることにより、心の血を巡らせる働きを助ける
   気が全身にいきわたることにより、身体の新陳代謝を活発にする

  肺は津液の輸送・排泄をコントロールする

  大腸は糟粕から余分な水分を吸収し大便に変える
   余分な水分は脾から肺に送られ汗や尿となって排出される


 ■ 肺の機能低下

皮膚は気と津液により温められ潤され抵抗力を保つことができる
肺の機能の低下により皮膚に現れやすい = 皮膚が荒れる、風邪を引きやすくなる
鼻は喉を通って肺に繋がるため、肺の障害は鼻に現れやすい=鼻詰り、鼻水、クシャミなど
 ※ 呼吸不全、胸の痛み、咳、喘息、痰、むくみ、排尿障害、便秘などの症状

肺の働きの低下は大腸のトラブルにもつながる
肺の働きが低下し津液が届かないと大腸は乾燥し便秘となる




 ー 肝 ・ 胆 ー

  肝は血を貯蔵し血の流れ(量)をコントロールする

  気の流れを調節する

  肝の働きは感情の変化に影響を与える

  脾・胃の消化器を助ける
   肝は胆の働きをコントロールする
   胆汁の生成を促進する


 ■ 肝の機能低下 ( 血の貯蔵、血の ( 量 ) コントロールの低下 )

身体の様々な部分が栄養不足となる
 ※ 爪が薄く割れやすい、変形を起こす

肝の血量不足
 ※ 目の乾き、かすみ目

筋肉への栄養不足
 ※ 筋力が落ち、運動能力が低下する、手足の痺れ・痙攣

肝機能の低下は、胆や消化器の失調を招く
 ※ 消化不良、腹痛、下痢、吐き気、など

胆機能の低下
 ※ 口の苦い、耳鳴り、黄疸

肝は感情の変化にも深く関係する
 ※ 肝気の不足 = 抑うつ状態
 ※ 肝気の過剰 = イライラ、怒りっぽくなる





 ー 心 ・ 小腸 ー

  血液を全身にいきわたらせる

  血中の栄養素を全ての臓腑や組織にいきわたらせる

  精神、意識、思考をはっきりさせる

  小腸は胃で消化された飲食物をさらに消化し水穀の精微と糟粕に分類する


 ■ 心の機能低下

心気が低下しているとき、顔色や舌は白っぽくなる
心に血瘀がある場合、顔色は青紫色、舌は紫色となって現れる
 ※ 動悸、胸の痛み、不眠、精神不安定、物忘れが激しいなど


 ■ 小腸の機能低下

小腸の働きは心の働きに影響を受ける
心のトラブルによって小腸の不調として現れることもある
 ※ 消化吸収が悪い、便や尿の異常

小腸の働きが低下することで心に影響を与える
 ※ 舌が赤くただれる、心(こころ)が落ち着かない、眠れないなど




 ー 腎 ・ 膀胱 ー

  精気を貯蔵する

  津液の代謝機能を調整する

  不要な津液(水分)を尿に変え排出する膀胱の働きをコントロールする

  肺の働きを助け、規則正しい呼吸を維持する

精気は人体の機能を維持するためのエネルギー源
両親から受け継いだ先天の精気は腎で蓄えられる
飲食物から作られる後天の精気は五臓六腑に供給され
あまった精気は腎に運ばれる
腎の精気は骨、歯、髪などの成長・発育に係わる
また、生殖機能を成熟させる天癸(てんき)という物質を作り出す
これにより男子は精液が作られ、女子は月経が起こる


 ■ 精気を貯蔵する機能の低下

子供の発育の低下や精気によって維持されている組織・機能への影響
 ※ 骨格がもろくなる、腰・ひざのダルさや痛み、歩行障害などの症状

聴覚も精気と係わりあう
 ※ 腎の精気不足 = 耳鳴り、難聴、不妊、脱毛症など


 ■ 津液(水分)をコントロールする機能低下

むくみなど

膀胱の機能も低下する = 排尿痛、排尿障害など

腎の働きは排便にも影響を与える
 ※ 便秘、慢性の下痢

その他、腎の機能低下
 ※ 息切れ、呼吸困難など



五臓六腑は相互に係わり合い、気・血・津液により体内は構成される
先天性や病気で臓器のバランスが崩れたり疲労や運動不足などにより
気・血・津液のバランスが乱れれば様々な症状として現れる

過度の性行為、過度の感情の起伏でも臓器は影響を受ける
特にストレスは脾・肝・心にバランスの乱れを生じる
気・血のバランスの乱れは不眠、精神不安、抑うつ、イライラなどの症状として現れる


 
| 中医学 | 16:36 | - | trackbacks(0) | pookmark |
五味五性の働きと神の心の不調和


神は「しん」と読みます

現代医学では、思考、判断、記憶、意識などは
脳の働きによるものと判明していますが

しかし、中医学で古くはこれらは脳ではなく

神による働きだと思われていました


神は五臓にしまわれており
体の活動はもちろん、感じたり考えたりする
精神活動、思考活動を司っていると考えられていたのです



 ◆ 神 = 心の中で精神活動に使われるエネルギー 感覚・感受・感情

  ● 陽神 ( 受 ) → 体外からの情報を受け入れるエネルギー
  ● 陰神 ( 想 ) → 体外からの情報を受け入れたあと、イメージを作り上げるエネルギー

  ※ 陽神 ・・・ 感覚と感受 ( 聴覚・視覚・嗅覚・味覚・触覚 )
    陰神 ・・・ 感覚と感受によって受け入れた情報をもとにイメージ化する



 ◆ 識 = 意識、記憶、認識などを保っているエネルギー

  ● 陽識 ( 行 ) → 陰神が作ったイメージによって、自分の言動を決定する
  ● 陰識 ( 識 ) → 生まれてから今までの自分の

         「 考えたこと・言ったこと・行なったこと 」が記録されいる




   肝の神の働き ー
   目的、洞察、適応力、決断と結びつきます


 ・ これらの不調和は
   緊張、欲求不満、頑固な、抑圧的、強制的、怒りとして現れます


   心の神の働き ー
   気づき、自己同一性、愛と調和、維持と結びつき


 ・ これらの不調和は
   神経質、心配性、苛立ち、傷つきやすい、意気消沈
   自己評価の低い、無気力、精神衰弱、不眠症として現れます



  ー 脾の心の働き ー
   集中、認識、思いやり、思考、学習、記憶と結びつき


 ・ これらの不調和は
   あいまいな、混乱した、気がかりな
   過保護、依存、自己不振
   心配事、精神の混乱状態として現れます


  ー 肺の心の働き ー
  境界、本能、交流
  ( 味覚、嗅覚、視覚、聴覚など )


 ・ これらの不調和は
   憂うつ、後悔、悲観的、傷つきやすい、鈍感
   距離をおく、未練、自責の念として現れます



   腎の心の働き ー
   意思、持久力、創造力


 ・ これらの不調和は

   びくびくする、落ち着きのない、駆り立てられた、不安感
   虚脱感、くじけやすい、閉じこもりとして現れます



 ◆ 働きすぎ、過度の感情の変化や性行為

   偏った味覚の取りすぎにより五臓の不調和を起こす




◆ 主な五味の働き


 ー 酸味 ー

血液浄化、解毒作用、体を引き締める作用
冷却、鎮静、消化刺激、気血の潤滑な流れを司る
個摂(汗や尿の排出量の調節)
寝汗、下痢、頻尿など



 ー 苦味 ー 

熱を下げる、余分な水分を体外に出す作用
湿を乾かす、
咳、頭痛、目眩など



 ー 甘味 ー 

滋養強壮、緊張を緩める、痛みを和らげる
気を運搬する、血を調整する



 ー 辛味 ー 

発汗、血液促進、気を流す、気と津液を分布する
体を温め風邪などの予防をする




 − 鹹味 ー

水分の調整、潤す
便秘などの改善
固まり(しこり)を柔らかくし散らす



 ◆ 五性の働き


熱 = 風邪による寒気 (温性と同じ作用があるが温性よりも強い)

    取りすぎるとニキビや吹き出物が出る可能性あり、風邪で高熱がある場合は控える


温 = 身体を温めて気・血の流れを良くし新陳代謝を活発にするしたり興奮作用がある
    疲れやすい、冷え症、貧血症の症状に仕様

涼 = 余分な熱を取り身体を冷やす (寒性と同じ作用があるが冷やす力は穏やか)


寒 = ほてり、のぼせ、余分な熱を取る、鎮静効果、炎症を抑える、便通を良くする


平 = 温にも寒にも偏らず身体を滋養強壮する










| 中医学 | 21:55 | - | trackbacks(2) | pookmark |
中医心理学〜五神とアロマセラピー〜
| 中医学 | 22:39 | - | trackbacks(0) | pookmark |
中医学の診察法

陰 裏 気・血・津液を  肝、心、脾、肺、腎
    作り、蓄える

陽 表 消化吸収     胆、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦




表 皮膚、筋肉、骨、頭部、鼻、喉
  (喉の痛み、鼻づまり、咳、寒気、発熱などの)

表 体の内部(内臓・臓腑)
  (食欲不振、吐き気、痰、強い咳、高熱、口の渇き、便秘などの)




寒 身体を冷やす作用が強ければ寒証
  (寒気、手足の冷え、顔色が悪い、下痢気味などの)

熱 体を温める作用が強ければ熱証
  (体温が高い・熱っぽい、顔が赤い、口が渇く、患部が赤いなど)




虚証 体力(患部)が弱い為に起こる症状
   回復するまでに時間がかかり、慢性化しやすい

   気虚・陽虚・血虚・陰虚など大きく分けて4つに分けられる


   気虚、気の作用が低下して疲れやすい・食欲不振・息切れなど

   陽虚、体を温める陽気が不足している症状
      気虚の症状に冷えの症状が加わる

   血虚、血の作用が低下している症状
      肌のつやがない、かすみ目、動悸、月経の異常など

   陰虚、血だけでなく、津液や精の働きが低下している症状
      血虚の症状のほか、肌の乾燥やほてり、のぼせなどの症状



実証 体力は衰えていないけれども、病邪の勢いが強いために起こる
   症状が急激に現れて激しい特徴がある

   かぜの場合、高熱、激しい咳、嘔吐、下痢が続くなど
   病邪との闘争で生気(体力)が衰えなければ
   病状は一過性で、回復は早い




表・裏で病気の位置を
寒・熱で病気のおおまかな性質を
虚・実で身体の抵抗力と病邪との力関係、つまり病邪の勢いを診断する

その結果、表寒虚証か表熱実証など
病気の全体像をつかむことができる




 顔色


青 = 肝(肝風=てんかん・ひきつけ)

赤 = 心に障害がある
    (舌先が赤い(心火の亢進)熱証)

黄 = 脾・胃の気虚

淡白= 肺気の不足・気虚
浅黄色 (鼻水や痰の色が白い(透明))

蒼白= 寒証

黒 = 腎(腎虚で尿が出にくい)



 舌の色


赤 = 熱証

白 = 気血が不足
    肥大気味で、周辺に歯が押し当てられた痕=気虚
    細身で、表面に亀裂=血虚

暗紫= 血お

青あざ=血お



 舌苔の色


白 = 寒証

黄 = 熱証

苔湿がねっとりしている場合は痰湿




五味  酸  苦  甘  辛  鹹

五性  寒  涼  平  温  熱

五蔵  肝  心  脾  肺  腎

六腑  胆  小腸 胃  大腸 膀胱 三焦


五味はそれぞれ対応する臓器が決まっている
上記の症状でどの臓腑が弱っているかで対応する五味が決まる

しかし、肝が弱っているが寒証がある場合
ただ単に酸の物を取ればよいというわけではない
寒証の場合は温める作用の物が必要であり
熱証の場合は冷ます作用の物が必要だからだ

表寒虚証で肝に不調がある場合は酸味と同様に熱性や温性を含む物が必要で
このバランスを崩すと逆効果になる場合もあるので
経験が必要となる



また、体の中の陰陽の相対的なバランスを整えることも大切で
どちらかが多すぎたり、また少なすぎても体調を崩す
両方のバランスを保つことにより健康は維持される

このバランスの崩れを「陰陽失調」といい
「陽盛陰虚」と「陰盛陽虚」とがある

陰陽失調であらわれる症状は
のぼせや冷えと言った「寒熱症状」である
陽盛陰虚では「熱症状」
陰盛陽虚では「寒症状」が上げられる

陰の不足、陽の不足、どちらもそれが著しくなると
もう一方の不足を引き起こして
陰陽がともに不足した「陰陽両虚」になることがある

治療の際には、陰陽失調の有無を見極めて
この乱れを調節する




酸 固摂(こせつ)作用                  肝
  異常出血を防いだり、汗や尿の排泄量の調節をすること

苦 熱を冷ます・くだす・湿を乾かす           心

甘 補う・緩和させる・脾や胃を調整させる        脾

辛 発汗させる・気を流す                肺

鹹 下ろす・固まりを散らし柔らかくする         腎


渋 固摂の作用

淡 体にたまった余分な水分を除く


| 中医学 | 19:12 | - | trackbacks(0) | pookmark |
中医学から見た風邪の症状

自然界には「風」「寒」「暑」「湿」「燥」「火」という

六つの気象変化 ( 六気 ) があり、これらが異常気象になると

邪気となって体内に侵入し疾病を起こすことになります



六気が邪気 (病邪) になると「六淫 ( 六邪 ) 」と呼ばれるようになり

それぞれ「風邪」「寒邪」「湿邪」「暑邪」「火邪(熱邪)」「燥邪」があります


六淫は皮膚表面および口や鼻から侵入してきます


ふだんよく「かぜの症状だ」と使いますが

まさしく六淫の「風邪 (ふうじゃ)」を「かぜ」の漢字に当てたものです





 ◆ 虚実

・ 虚とは身体の抵抗力が低下した状態であり

  病邪はそれほど強くないのに病気になってしまうこと


・ 実とは身体の抵抗力は十分にある状態にもかかわらず

  病邪の力が強いために病気になってしまうこと





 ◆ 営気


食物から得られる栄養によって構成される気であり

血の流れによって全身に循環しています

精神活動の物質的な基礎であり

精神活動や意識活動に密接に関係しているとされています

営気が不足すると、全身に十分な栄養が行きわたらなくなり

血も動きが悪くなります



 ◆ 衛気


食物が胃と脾によって消化吸収されて作り出された栄養物です。

衛気は、全身の隅々までいきわたり

体表を覆い、外から侵入しようとする邪気から体を守ります。

汗腺の開閉を管理し、自然環境の対する人体の適応能力を調整し

筋肉を温め、皮膚を潤し、肌に栄養を与えます。

衛気が不足すると、抵抗力が弱まります。





 ー 風邪(ふうじゃ)  春 肝 胆 目 筋 ー

 ■ 頭痛、鼻づまり、のどの痛み、顔のむくみ、筋肉痛、関節炎、目

・主に身体の上部に症状がでる ・・・ 急速に発病し患部 (痛みや症状) が移動するのが特徴
                   身体がふるえたりふらつく




 ー 火邪 (熱邪) 夏 心 小腸 舌 脈 ー

 ■ 高熱、顔が赤くなる、大量の汗、のどの渇き、巻き舌、歯茎の腫れ

 

  うわごとの意識障害、けいれん


 ・熱によって、気や津液が消耗されたり血の動きが過剰となり出血しやすくなる




 ー 暑邪 (夏負け) ー


 高熱、顔が赤くなる、汗を大量にかく


 ・汗を大量にかくと、津液や気を消耗するため息切れや虚脱感(無気力)となる

 





 ー 湿邪 長夏 ( 梅雨、霧や露の多い時期 )  脾 胃 口 肌 肉 ー

 ■ 大便・小便がすっきりでない、胸のつかえ、むくみ、口内炎

 ・梅雨時期、初秋の台風の時期にかかり易い ・・・ 手足・全身がだるい、関節が痛い

 ・病気が反復してなかなか完治しない




 ー 燥邪 秋 肺 大腸 鼻 皮膚 ー

 ・ 体の乾燥、潤いを奪う ( 髪や肌がパサパサになることも )

 ・津液がそこなわれる ・・・ 口や鼻の乾燥、のどの乾き




 ー 寒邪 冬 腎 膀胱 耳 骨 ー

 ■ 熱を奪う、手足・お腹の冷え、寒気、吐き気、下痢、身体のこわばり・痛み、
   抜け毛、耳鳴り、生器

 ・肌や呼吸器官、または内臓、体内の陽気の衰え、血や津液を固めて流れを滞らせる

 ※ 汗をかいたまま風に当たったり、クーラーで冷えても寒邪を受けることがある




   それぞれ何時も単独で症状が表れるわけではなく

   2つ、3つの病邪が一緒になって襲ってくる場合もある

 

   いずれにしても上記の症状が表れたら無理せずに医師に相談しましょう




| 中医学 | 14:58 | - | trackbacks(0) | pookmark |

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